岩尾 俊兵(Shunpei Iwao)

  • 准教授
  • 慶應義塾大学商学部
  • https://k-ris.keio.ac.jp/html/100015627_ja.html

平成元年佐賀県生まれ、慶應義塾大学商学部卒業、東京大学大学院経済学研究科マネジメント専攻博士課程修了、東京大学博士(経営学)第一号、明治学院大学経済学部、東京大学大学院情報理工学系研究科等を経て、慶應義塾大学商学部着任。第73回義塾賞、第37回組織学会高宮賞著書部門、第36回組織学会高宮賞論文部門、第22回日本生産管理学会賞理論書部門等受賞。

生産手法・製品設計・事業創造など幅広い領域における「イノベーション」がいかなる要因によって促進されうるのかについて研究してきた。こうした疑問に答えを出すために,これまでケーススタディ・統計的実証分析・計算機実験・数理モデル化・数理最適化等の幅広い研究手法を用いている。こうした研究による成果の一例として,日本企業の十八番とされてきたカイゼン活動が,ある種の組織設計の下では「問題解決の連鎖」の結果として大規模技術革新・イノベーションにつながること,および,これにより日本のものづくりの底力が発揮される条件を明らかにした。現在は,主に計算機実験によって,「未来の組織と経営のあり方」を模索している。

Session

  • 自律的組織に不可欠な経営知識の民主化

    自律的な組織を実現するには、権限だけを委譲・移譲するのでは不十分です。そこには、①経営の知識と②ネットワークの二つの委譲・移譲が不可欠です。そして、それを工場において成し遂げてきたのが「全社的品質管理(TQC)」でした。 […]

  • お昼休憩&ネットワーキング1(登壇者との交流会)

    お昼休憩を取りながらゆる〜く午前中の登壇者の方と会話をして頂きます。昼食と取りながら、気軽に会話を楽しんでください。

    また、来年実施計画中のDXやWoven Work Designを適用した会社の事例発表の場でもある「Kaizne IT Summit」の復活の予告もあるかもしれません。

  • 日本式DXに必要な「灯台下暗し」の発想

    デジタルトランスフォーメーションに取り残されているとされがちな日本ですが、実は、日本は「モノと情報の流れのマネジメント」の知恵においては世界最先端の位置にあります。見方さえ変えれば、日本はデジタルトランスフォーメーション […]